渋谷パルコのAKIRA撤去へ 51mの壁画、惜しむ声

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田辺拓也
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 東京・渋谷の工事現場で、仮囲いに描かれていた大友克洋さんの漫画「AKIRA」の巨大イラストが早ければ今月上旬から撤去される。再開発の進むいまの街並みと、2019年の「ネオ東京」を描いたAKIRAが作り出す光景の対比は、海外でも知名度が高く、グラミー賞を何度も受賞した人気ラップ歌手、カニエ・ウェストさんも足を運んでいた。SNSを中心に人気を集めていた作品は今週末が、完全な姿を見られる最後の機会になるかもしれない。

 描かれた「壁」は縦2・1メートルから2・9メートル。全長は計51・6メートルになる。11月に新装開業する「渋谷パルコ」の建て替え工事の間、にぎわいを作り出すため、2017年10月に出現した。

 この企画は、パルコ・エンタテインメント事業部の小林大介さんがAKIRAのファンだったことで実現した。改装計画で、小林さんは工事の仮囲いを渋谷の街に合った「作品」にすることを提案。企画を任されることになった。

 そんな時、家にあったAKI…

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