気にしていた「名優の二世」 石橋静河、雑音は消えた?

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小峰健二
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 いま最も注目と称賛を浴びる若手俳優の石橋静河には、デビュー前、高名な両親を持つがゆえの悩みがあった。「言われるのが嫌だから、お芝居をしないようにと思っていた」と明かす。それでも、5年のキャリアで地歩を固め、個として認められるようになってきた。そんな彼女が目指す俳優像とは――。

 「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(2017年)で数々の新人賞を獲得し、「きみの鳥はうたえる」(18年)で日本映画批評家大賞の主演女優賞に輝いた。

 そればかりではない。2月に開かれたベルリン国際映画祭での「きみの鳥」の上映後、三宅唱監督に声をかけ、「なんてエモーショナルな女性なんだ」「彼女はどういう役者なの?」と石橋の演技をたたえる地元の人たちも多くいた。

 知名度は国内外でうなぎ登り。まさに旬の俳優だ。

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 しかし、本人は「街を歩いて…

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