【茶道】茶席で伝える佐賀の伝統文化

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福井万穂
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 開催県が独自に設ける協賛部門に選ばれた茶道。県内外の茶道部員ら約400人が参加し、佐賀の焼き物と茶の歴史を学ぶフィールドワークを開く。総合開会式や部門の会場に茶席を設け、来場者をもてなす。

 6月末の土曜日、県立伊万里高校で茶会の練習が行われた。静かな茶室に、茶せんや湯を注ぐ音だけが響く。「一服差し上げます」。お点前やお運びをする生徒らは、礼の角度から足や指先のそろえ方まで気を配った。

 フィールドワークで開く茶席では、伊万里高校の部員らが茶や和菓子を振る舞う。お点前の大役を担うのは部長の西田早希さん(3年)。「動作一つひとつを見られるので、細かなところまで完璧にしたい。全国の人が佐賀に来る貴重な機会。気合が入ります」

 本番で使うのは、有田焼の代…

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