G20海洋プラごみ対策、「使用量減盛らず」専門家指摘

有料記事プラごみ危機

松尾一郎 編集委員・石井徹 杉本崇
[PR]

 6月末に大阪で開かれた主要20カ国・地域首脳会議G20サミット)では、2050年までにプラスチックによる新たな海洋汚染をゼロにすることを目指すとした「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有すると、首脳宣言に盛り込まれた。専門家からは一定の評価とともに、具体性や実効性に厳しい指摘も出ている。

 交渉関係者によると、ビジョンが掲げる時期をめぐって、欧州などから2050年は遅すぎるという意見が出た。短期の目安として30年、長期の50年、さらに長期の「今世紀後半」や玉虫色といえる「できるだけ早く」も選択肢になり、欧州などは30年を求めた。

 ビジョン達成の前提となるの…

この記事は有料記事です。残り1359文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

プラごみ危機 地球覆う「使い捨て」解決の道は

プラごみ危機 地球覆う「使い捨て」解決の道は

地球を覆うプラスチックごみの環境汚染。どうすれば解決できるのか。[もっと見る]