日本は世界野球ソフトボール連盟のランキングで1位に立つ。6チームで争う東京五輪で史上初の金メダルへの期待が膨らむ。持ち味のつなぐ野球だけでなく、山川穂高(西武)のような長距離打者も頭角を現してきた。投手陣もプロ野球のトップクラスが参加できる。過去最高だった1996年アトランタ五輪の銀メダルを超える可能性はある。
日本代表「侍ジャパン」を率いる稲葉篤紀監督(46)に、金メダル獲得にかける思いや代表の使命を聞いた。
「侍ジャパン」の使命
東京オリンピックでの金メダルは本当に大きな目標です。「期待しているよ」という声も、皆さんから聞きます。僕はこのオリンピックに野球人生をかける覚悟ですが、今のところ、焦りも気負いもないです。とにかく自分が後悔しないよう、日々過ごしています。
2017年7月の監督就任から、あっという間に過ぎた2年でした。今はオリンピックというより、今秋の国際大会「プレミア12」をどう戦うか、という気持ちの方が強いです。代表選手はまだ4回しか集まれていない。これまでは見たい選手を呼んだり、若い選手を試したり、いろんな選手に「ジャパン」を経験してもらっています。そういう意味では順調に来ていると思います。
プロ野球を視察したときは選…
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