「特別な思いはない」 サニブラウン、2冠は通過点

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山口裕起
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(30日、陸上・日本選手権 男子200メートル決勝)

 コーナーを回って直線に出ると、前には誰もいなかった。サニブラウンは勝利を確信する。「よし、問題ない」。長い手を大きく振ってライバルたちを置き去りに。最後は歯を食いしばってゴールを駆け抜けた。

 雨がトラックを激しくたたき、向かい風の中でタイムは20秒35。20秒03の日本記録更新とはならなかったが、どんな条件でも勝ちきる強さを証明し、2年ぶり2度目の100メートルとの2冠達成だ。ただ、本人の喜びは控えめ。大会の最優秀選手にも選ばれたが、「やることをやっただけ。特別な思いはない」。さらりと言ってのけた。

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