新潟)15年ぶり庭園ガイドツアー復活 柏崎の貞観園で

渥美好司
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 柏崎市高柳町にある国指定の名勝「貞観園」で15年ぶりに庭園ツアーが復活した。屋敷から眺めるだけだった庭園を案内人つきで散策する特別企画は、8月までの期間限定で月2回開催される。

 江戸時代の豪農・村山家が築いた広さ約10万平方メートルの貞観園は茶室や佐渡の赤玉石が点在し、百種類余りのコケで覆われる。2004年まで庭の中を散策できたが、翌年から4年間、施設修復のため休園。再開した09年からはコケの養生のため主屋から庭を眺める形になった。13代当主の村山義朗さん(71)は「案内役を見つけることができ、期間を限って庭園ツアーを企画した。秋以降、茶室公開も検討している」という。

 案内役として協力するのは庭屋一如(ていおくいちにょ)研究会を主宰する藤井哲郎さん(61)。新潟市を拠点に日本庭園や和風建築を学ぶ講座などを開いている。貞観園の特徴について、「見どころ満載でどこを見ても絵になる。コケや赤玉石の色つやが増す雨の日も観賞日和といえる」と話す。庭園ツアーの問い合わせは貞観園保存会(0257・41・2100)へ。(渥美好司)

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