千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件で、傷害幇助(ほうじょ)罪に問われた母親のなぎさ被告(32)に対し、千葉地裁(小池健治裁判長)は26日、懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年)を言い渡した。
助けを求めても大人たちに見過ごされ、親から虐待され続けた末に亡くなったとされる心愛さん。なぜ、事件は起き、幼い命を救えなかったのか。県警、千葉地検、県、県柏児童相談所、野田市などへの取材や、裁判での証言などをもとに、事件の全容に迫る。
つい3日ほど前から、インフルエンザで休んでいるはずの同僚が、娘への傷害容疑で逮捕された――。
連日、新聞やネットで事件が大きく報じられていた。東京・有楽町の栗原勇一郎被告(41)=傷害致死罪などで起訴=の職場では、仕事が手に付かない人もいた。
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