力士メシ、大横綱・大鵬のこだわり今に 鍋3カ条

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山本知弘
【動画】大相撲名古屋場所の季節「力士メシ」をのぞいてみた=山本知弘撮影
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 昭和を代表する大横綱の大鵬は常々、口を酸っぱくして弟子に考えを伝えた。「相撲部屋は家族と一緒」「物を大事にしなさい」。教えは大嶽部屋に受け継がれ、14人の力士が精進を重ねている。でも、部屋で進化しているものがあるという。「メシ」だ。

 「毎日のメニュー? 私が考えます」「冷蔵庫の中身は5日に1回、入れ替えます。鮮度を保つためにね」。こだわりの主は大嶽親方(58)だった。元十両大竜。大鵬から直接、薫陶を受けて育った。

 取材したのは名古屋場所前の6月26日。午前9時半すぎ、宿舎のちゃんこ店「嗣志鵬(ししほう)」(愛知県稲沢市)に到着すると、稽古の真っ最中だった。駐車場の一角にある土俵で激しくぶつかる力士たち。気温は30度に迫り、砂にまみれた体には玉の汗が光った。

 炊事場では朝昼兼用「イノシ…

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