耳鳴り、見えないつらさ 「生きる限り付き合う」と覚悟

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患者を生きる・眠る「読者編」(2)

 「耳鳴り」には、体験をもとにした多くの投稿が届きました。

 ●医師の言葉に傷ついた

 メニエール病で、耳鳴りの症状に苦しんでいます。ものすごく音が響いて、つらいです。ブリキのバケツを頭からかぶり、そのバケツを棒でたたかれているような感じです。

 水の音、新聞紙をめくる音。外出すれば車や電車の音、買い物に出かけたスーパーでの放送……。どれも耐えがたく、耳栓をし、イヤーマフラーを耳にあてて保護し、耐え忍んでいます。こういうつらさを医師に訴えても、「気にしすぎないで」といわれるばかりです。

 この病気は外から見えません。これまでかかった医師のなかには「生死にかかわる病気じゃないから」と平気で言ったり、「これぐらいで」と言ったりする人もいて、ひどく傷つきました。

 深い呼吸で酸素をしっかり体に送り、気持ちがいいと思える運動をして、ゆったりとした気持ちで過ごすのがいいと考え、それを心がけています。

(埼玉県 女性 59歳)

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 ●一生の付き合いを覚悟…

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