フジパン、あのカレー味サンドで 市場シェア巻き返し

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石塚大樹
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 フジパン(名古屋市)で2017年以来となる新しい定番商品が誕生する可能性が出てきた。「スナックサンド ボンカレーゴールド」。国民的知名度を誇る大塚食品の「ボンカレー」とタイアップした携帯型のサンドイッチだ。

 スナックサンドは耳を切った食パンに具材を閉じ込めた商品。フジパンは1975年、業界で最も早く商品化した。ただ、携帯型サンドは激戦区。山崎製パン「ランチパック」が市場の約75%を占めるため、巻き返しが急務だ。

 「スナックサンド ボンカレーゴールド」は昨年7~12月に期間限定で販売した。ボンカレーは昨年が発売50年だったこともあり、半年の開発期間を経て商品化された。市販のボンカレーをパンに挟むと、水分が多すぎてパンがふやける。そこで水分を減らしつつ、ボンカレーの味を忠実に再現するように努めた。

 すると、昨年1年間にフジパンが出した新商品(350種類)の中で、売り上げ首位に躍り出た。売上高は非公表だが、好調だったので今夏、再び期間限定で店頭に並ぶことが決まった。

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 フジパンは毎月30種の新商…

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