イラン大統領「米国は正気失った」 経済制裁に猛反発

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テヘラン=杉崎慎弥 ワシントン=渡辺丘
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 米トランプ政権は24日、イランの最高指導者ハメネイ師らに対する経済制裁を発動させた。制裁の実効性は不透明だが、挑発を受けた形のイランは反発。ロハニ大統領が「(米政府は)正気を失っている」などと非難したことに対し、トランプ大統領は25日、「無知で侮辱的な声明で現実を理解していない」とツイートし、イランによる攻撃には「圧倒的な武力」で報復するとした。双方が非難の応酬を繰り広げ、緊張は高まる一方だ。

 「米政府はこれまでと何か違うことをしたかったのだろうが、(米国は)正気を失い、愚かなことをしたということだ」

 ロハニ氏は25日、テヘラン市内で演説し、米国への対抗心をあらわにした。

 ハメネイ師に対する制裁は、同師の米国内の資産を凍結し、米国の金融システムを通じた取引を禁じる内容だ。ロハニ師は「ハメネイ師は、海外に多額の資産を持つ他国の指導者とは違う。持つのは質素な自宅などにすぎない」と主張し、効果が乏しいことを強調した。

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 ハメネイ師への制裁について…

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