山形)余震におびえ毎晩避難…地震1週間、住宅調査着手

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佐藤孝則 石橋英昭 鷲田智憲
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 山形県沖を震源とする地震で、震度6弱の揺れを記録した鶴岡市で25日、「罹災(りさい)証明書」発行に向けた市の住宅被害調査が始まった。被害が多かった旧温海町地域の三つの地区に、県内外の自治体から派遣された職員を含む41人が入った。10班に分かれ、27日までの3日間で全308世帯分を調査する。

 同市鼠ケ関の鍋倉地区では、二つの班が調査にあたった。国道7号から東に4キロほどの山あいの集落には30人近くが住み、一人暮らしの高齢者も多い。屋根瓦が崩れた住宅は少なかったが、住宅と基礎部分がずれるなどの被害を受けた家もあったという。

 地区では地震直後、20人余りが鍋倉集会センターに避難し、一夜を過ごした。自治会長の五十嵐正信さん(62)は「集落内でイベントを開くなど普段からつながりを意識している」と話す。そのおかげか、停電の中でも避難はスムーズだったと振り返る。

 ただ地震から1週間が過ぎた…

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