「最高は平昌ではない」 ロコ・ソラーレのポスト五輪

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吉永岳央
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 昨年2月の平昌五輪で日本カーリング史上初の表彰台となる銅メダルに輝いたロコ・ソラーレが5月、2018~19年シーズンを終えた。五輪翌シーズンにつかんだ収穫と課題とは何か。メンバーたちが振り返った。

 メダリストとして迎えた新シーズン。「五輪が終わって、やっぱりずっと張り詰めていたので『このままやるのは、たぶんもう無理だね』って。2~3カ月休んで、うまく切り替えて迎えたシーズンでした」。セカンドの鈴木夕湖(ゆうみ)はそう振り返る。

メダル効果?ふるさと納税アップ

 ただ、これまでになかった雰囲気に戸惑いも感じた。リードの吉田夕梨花は苦笑交じりに、「競技以外の部分でも取り上げられて、不思議な感じではありました」。五輪の余韻は冷めることなく、「そだねー」が流行語大賞を受賞したほか、本拠のある北海道北見市のふるさと納税はメダル効果か、前年度比1・6倍の約4億7900万円という過去最高額を記録した。

 勝敗とは別に氷を掃くブラシが試合中に折れたことがニュースになるなど、競技以外でも注目を集め続けた。スキップの藤沢五月も、「良い意味でも悪い意味でも注目されることは多かったですね」

 ただ、和むようなフィーバーの一方で、吉田夕は「『勝って当たり前』って思われる部分では、今までに感じたことのないプレッシャーというか、そういうのがありました」と振り返る。象徴的だったのは、昨年11月に韓国・江陵で開催されたパシフィック・アジア選手権だったという。決勝で敗れ、3年ぶりの優勝を逃した一戦だ。

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 対戦した韓国は五輪代表メン…

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