患者を生きる・眠る「子どもの無呼吸」(1)
大きないびきをかき始めたのは1歳半からだった。大阪市に住む中谷(なかたに)礼央斗(れおと)くん(4)は2016年ごろ、寝るといつも「ガー」といびきをかいた。
母唯(ゆい)さん(25)は最初気にも留めていなかった。一緒に住む家族もみんないびきをかいていたからだ。だが、礼央斗くんはいびきをかき始めた頃から、鼻がよくつまり、苦しそうな表情を見せることが目立つようになった。
「いびきは、鼻がつまっているからかな」。唯さんは近くの耳鼻科に礼央斗くんを連れて行き、鼻づまりの治療をしたが、いびきはよくならなかった。
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礼央斗くんは2歳になった…
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