元民主の長島氏、自民入党へ 現職と競合、党内に反発も

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岡本智
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 自民党が、民主党政権で防衛副大臣を務め、旧希望の党の結党を主導した無所属の長島昭久衆院議員=東京21区=の入党を認める方針を固めた。選挙地盤の固い野党議員の取り込みを図る戦略の一環だが、選挙区が競合しかねない若手を中心に反発もくすぶる。

 長島氏は2003年衆院選で初当選し、6期目。17年4月に野党共闘への反発から民進党に離党届を提出して除名。17年7月の東京都議選小池百合子都知事側を応援し、自民党は大敗を喫した。17年10月の衆院選では小池氏らと希望の党を結党。18年4月の民進党との合流には参加せず、無所属で活動していた。

 都議選大敗後、基盤が細る自民党都連には長島氏を「反自民の象徴」(都連幹部)と敵視する声もある。だが、参院選や次期都知事選を見据えると長島氏の協力を取り付けるのが得策と党本部は判断した。長島氏も次期衆院選で無所属のまま自民党や立憲民主党と激突するのは避けたいのが本音で、両者の思惑が一致した。

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