夜勤眠れず、「限界の中で……」 人手不足の介護現場
本間ほのみ
「やりがいだけでできる仕事じゃない。続かんし、人も入ってけえへん」。県中部で介護福祉士として約15年間働いている男性(33)は自身の仕事をそう話した。
男性が勤める施設は主に要介護3~5の高齢者ら約80人が利用する。認知症の人たちも抱え、入浴や食事など日々の世話をしている。介護職員はパートも含めて約60人。利用者20人を職員4人ほどで見ている。
慢性的な人手不足が続いている。月4~5回ある夜勤は1人で利用者20人を担当する。仮眠はほとんどとれない。「理性を保つのがすごく大変。眠気が限界を超えていたらきつい言葉になってしまう。気をつけてはいるけど……。限界の中でやっている」
土日に出勤すると、平日に代…
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