パラは単なるスポーツ大会にあらず 関わる意義を聞く
聞き手=田中美保
日本郵船アドバイザー・山脇康さん
2020年東京五輪・パラリンピックや大会後を見すえ、解決したい課題や取り組みたい活動を聞きました。
現役時代はビジネス一筋で、障害者ともスポーツ界とも縁はありませんでした。2011年に取締役を退任し、長年付き合いのあった東京ガスの元社長、鳥原光憲さんから「日本障がい者スポーツ協会の運営を手伝ってくれ」と頼まれたのがきっかけで、今はパラリンピックの普及啓発や選手強化など全般に関わっています。
12年のロンドン・パラリンピックを実際に観戦し、すばらしさに感激しました。選手たちは、能力を最大限に生かして競技をしていました。できないことにくよくよせず、できることに集中していた。
会社で仕事をしていれば、できない理由を何個もあげるような経験があるでしょう。でも、パラリンピアンはそうではない。彼ら、彼女らから、明るさとポジティブな生き方を学びました。
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選手のパフォーマンスを見て…
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