岐阜・中津川で再び熱狂を 9月にフォークジャンボリー

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本間久志
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 1969年に岐阜県中津川市(旧坂下町)で開かれた大規模野外コンサート、通称「中津川フォークジャンボリー」。第1回から50年の節目をきっかけに、当時スタッフとして参加した地元の有志が9月、同じ会場で「’19椛(はな)の湖フォークジャンボリー」を開く。

 中津川――の正式な名称は「全日本フォークジャンボリー」。日本の大規模な野外音楽イベントの先駆けとして音楽史にその名を刻む。ベトナム反戦運動や学生運動の高まりとともにフォークソングが若者の心をとらえるなか、地元の青年たちが中心になって企画した。

 69年8月9、10日に開催された第1回には、高石ともやさん、岡林信康さん、中川五郎さんら関西フォークの歌い手がメインで出演し、約2千人が来場した。翌年の第2回には関東を拠点にする歌い手たちも参加。71年の第3回では、音響設備が故障したステージで吉田拓郎さんが「人間なんて」を延々歌い続けた逸話が残る。2年前の10倍の約2万人が詰めかけたが、この年を最後に幕を閉じた。

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