おねしょが減った。アラームで転機迎えた治療

有料記事患者を生きる

松本千聖
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患者を生きる・眠る「夜尿症」(4)

 夜尿症の治療がなかなかうまくいかなかった東京都の小学6年の男の子(12)にとって、寝ている間に尿が少し出るとアラーム音が知らせてくれる「アラーム療法」がひとつの転機になった。

 飲み薬を減らしながら、この治療を続けるうちに、おねしょ(夜尿(やにょう))の頻度が減ってきた。

 小学5年になった昨春。小学校に入って初めての移動教室が近づいていた。友だちにも先生にも、夜尿症のことは話していない。「2泊3日、大丈夫かなあ……」と、不安になった。

 母は、順天堂大医学部付属練…

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