1分後にはきらめくガラスに 誰でもつくれる七宝焼

有料記事

中野龍三
[PR]

訪ねてみました

 天皇、皇后両陛下が今月、即位後初の地方訪問で視察に訪れた愛知県あま市の「七宝焼アートヴィレッジ」。伝統工芸「尾張七宝」の魅力を伝える施設で、七宝焼を体験できるコーナーがある。記者も挑戦してみた。

 体験教室はキーホルダーやブローチなどを選んで作る。「最初は色をのせるだけの、デザインが決まったものを選ぶといいですよ」と学芸員の内山智美さん(49)。記者はカレイの箸置きを選んだ。

 七宝焼は金属の素地の上にガラスの粉を焼き付けてできる。カレイの背をかたどった約4センチの銅板の上に、色ガラスの粉をのせていくのが主な作業だ。見本を参考に17色の中から色を選び、「ホセ」という木の道具で、水とのりが混ざったガラス粉をすくってのせていく。異なる色の粉が混ざったり重なったりしないように筆を使って微調整しながら模様を描く。

ここから続き

 「1ミリくらいの厚さで平ら…

この記事は有料記事です。残り798文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら