「大坂冬の陣」鮮明に、びょうぶをデジタル技術で再現
生田大介
凸版印刷がデジタル技術で復元していた「大坂冬の陣」を描いた屛風(びょうぶ)が完成し、東京都内で20日、報道陣らに公開された。「冬の陣」を詳しく描いた屛風や絵画は他に残っていないといい、専門家は「徳川幕府に埋められる前の大坂城の実態もよく分かる」とし、資料としての価値の高さを指摘している。
復元された「大坂冬の陣図屛風」は、左右一対の六つ折りの屛風。二つ並べた際の絵の部分は横約6メートル、縦約1・7メートルになる。1614年に徳川幕府と豊臣家が戦った「冬の陣」の陣立てや戦場の様子が詳しく描かれ、豊臣秀頼や真田幸村らとみられる姿もある。
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原本は17世紀前半の作品と…
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