静岡)「灯り、消さないように」 殉職看護師を追悼

有料記事空襲1945

堀之内健史
[PR]

 静岡市立静岡病院(葵区追手町)で19日夜、静岡大空襲で殉職した看護師の追悼行事があり、職員や患者らが参加した。病院のあかりを消さないように――。戦争の記憶の風化が懸念されるなか、行事では当時の看護婦長の思いを受け継ぐことを確認した。

 太平洋戦争末期の1945年6月19日深夜から20日未明にかけて、米軍の爆撃機が落とした焼夷(しょうい)弾により市街は火の海になった。同区屋形町にあった静岡病院では、患者2人、看護師7人、看護婦養成所の生徒1人が犠牲になった。

 追悼行事では当時の看護婦長、松林はなさんの手記が読まれた。

ここから続き

 同病院によると、空襲当時…

この記事は有料記事です。残り307文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

空襲1945

空襲1945

あのとき、日本中が戦場だった。東京・大阪・福岡など各地の写真300枚や映像、データマップで惨禍を伝えます。[もっと見る]