静岡市立静岡病院(葵区追手町)で19日夜、静岡大空襲で殉職した看護師の追悼行事があり、職員や患者らが参加した。病院のあかりを消さないように――。戦争の記憶の風化が懸念されるなか、行事では当時の看護婦長の思いを受け継ぐことを確認した。
太平洋戦争末期の1945年6月19日深夜から20日未明にかけて、米軍の爆撃機が落とした焼夷(しょうい)弾により市街は火の海になった。同区屋形町にあった静岡病院では、患者2人、看護師7人、看護婦養成所の生徒1人が犠牲になった。
追悼行事では当時の看護婦長、松林はなさんの手記が読まれた。
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同病院によると、空襲当時…
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