知花くららさん、短歌に表れた戦争 体にしみこんだ記憶

有料記事私たちの沖縄考

聞き手・上遠野郷
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 6月23日の沖縄慰霊の日では、平和祈念公園(沖縄県糸満市)で開かれる追悼式典で子どもたちが毎年「平和の詩」を朗読し、共感を呼んでいる。なぜ、心に届く詩が毎年生まれるのか。沖縄出身で、モデルの知花くららさんに思いを聞いた。

 6年前から短歌を始めました。日常の出来事や心の動きをたった31文字に落とし込む。削り込む作業なのに、その過程でより広い世界が見えてくる。不思議なのですが、そこが魅力です。

 沖縄のことを歌うのはずっと苦手でした。歴史や現在の状況を考えすぎてしまい、頭でっかちになって、どこから手を付けたらいいのか分からない感じでした。でも、ある歌人の方に「身近な家族のことを歌ってみたら」と言われて、それだったらできそうだなと思って。

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 そうしたら自然に「戦争」が…

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