佐賀)知事、新幹線の関西直通は「整備の前提ではない」

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福井万穂
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 九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)について、佐賀県の山口祥義知事は18日の県議会一般質問で、「関西直通は整備の前提としてあったものではない」との見解を示した。在来線利用が前提だった新鳥栖―武雄温泉間を新たにフル規格で整備した場合の費用も「上ぶれは明らか」と語った。

 西九州ルートは、フリーゲージトレイン(FGT)を導入することで、在来線から新幹線に乗り換えなしで関西まで行けることになるというメリットがあった。全線フル規格での整備より費用がかからず、費用対効果の問題もクリアできるとの判断で着工が認可された経緯がある。

 長崎県同様、佐賀県も西九州ルートの整備効果として「関西地方や中国地方など遠くの人との交流がこれまで以上にできる」とメリットを強調していた。しかしFGTは技術的な問題などから導入が断念され、長崎県とJR九州は全線フル規格整備を求めている。

 この日の一般質問で、石井秀…

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