看病疲れで体調崩し「だからひきこもりは」 偏見、切実

有料記事ひきこもりのリアル

編集委員・清川卓史
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 甘え? 犯罪予備軍? ひきこもりへの「偏見」について当事者・経験者が正面から話し合う。そんな会議が15日、東京都内であった。当事者が発行する雑誌「HIKIPOS(ひきポス)」の編集会議だ。約30人が参加し、自らの体験、偏見の解消などについて、意見を交わした。

 「ひきこもりを脱して就職した会社で、偏見で打ちのめされ、またひきこもった。偏見の実害がある」

 30代前半の女性は以前の勤務先での体験を打ち明けた。母が病気で倒れ、看護した自分も体調を崩した。診断書を持って休職の相談をした。男性上司は「これだから、ひきこもりは」と笑い、「会社に来られなかったらおれが迎えに行ってやる」と言った。

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 履歴書の空白があったため…

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