患者を生きる・眠る「レビー小体病」(4:情報編)
「レビー小体病」は、脳や自律神経にたんぱく質のかたまり「レビー小体」ができて、細胞が壊されていく病気だ。
初期に多くみられるのが、眠りの浅い「レム睡眠」で体が動く「レム睡眠行動異常症」だ。失神や便秘、嗅覚(きゅうかく)障害などの症状もある。神奈川歯科大学付属病院の認知症・高齢者総合内科の眞鍋雄太教授(44)は「ストレスや不調で片付けられがちだが、こうした症状があれば注意が必要」と指摘する。
レビー小体病の患者は、胃薬や吐き気止めなどが効きやすくなることが知られている。安易に市販薬をのめば、副作用が強く出るおそれもある。「気になる症状がある場合は、自分で判断せず、専門医を早めに受診してほしい」と眞鍋さんは話す。
レビー小体が脳幹の一部であ…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら