神奈川)人工皮の三味線開発 日本の音色を世界へ

有料記事

石平道典
[PR]

 チントンシャン、ベベン、ベン――。3本の弦の三味線が奏でる音色は、ときにあでやかに、ときに激しく、聴く人の心に染みわたる。

 自然豊かな相模原市緑区内にある「小松屋」は、三味線の製造・修理・卸しなどを行う有限会社。40年以上にわたり三味線に携わる社長の小松英雄さん(64)は、「奏者と聴き手のために愛情をかけて三味線を作り上げています。素晴らしい日本の音色を世界に広めたい」と語る。

 海外の人に魅力を知ってもらおうと、昨年11月、世界的に人気を集めるイラストレーターの天野喜孝さんとコラボした三味線を発売した。ゲームソフト「ファイナルファンタジー」のキャラクターなどを手がける天野さんに絵を依頼し、快諾を得た。「シャウラ」と名付けられた三味線の胴の部分には妖艶(ようえん)な女性のキャラクターが描かれている。

 シャウラの豪華タイプは30…

この記事は有料記事です。残り841文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら