ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾の間にあり、最も狭いところは33キロしかない海上交通の要衝だ。世界の石油の3~4割がここを通り、世界のエネルギー供給の「大動脈」といわれる。
特に日本にとっては、輸入原油の約4割を依存するサウジアラビアをはじめ、アラブ首長国連邦、カタール、クウェートなど主要輸入先はペルシャ湾に面しており、日本が輸入する原油の約8割はホルムズ海峡を通る。業界関係者は「エネルギー政策上の生命線」と強調する。
このため、ホルムズ海峡での…
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