福岡)裁判所跡地、駐車場に 大濠・舞鶴公園を一体整備

横山翼
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 福岡県福岡市は同市中央区にある大濠公園(県管理、39・8ヘクタール)と、隣接する舞鶴公園(市管理、39・3ヘクタール)を一体的に整備する「セントラルパーク基本計画」を策定した。

 計画によると、2030年ごろまでに、舞鶴公園に残る福岡城跡の景観に配慮して周辺の駐車場とテニスコートを福岡地・高裁の旧庁舎跡地に移し、近くに総合案内施設を新設する。さらに両公園の一体感を醸成するため、既存の歩道の舗装を改修したり、樹木の整理で両公園間の見通しをよくしたりするほか、統一した案内看板やパンフレットを用意する。将来的には両公園の間にある舞鶴中学校と住宅地の跡地に、大規模な交流広場(約10ヘクタール)を整備する。

 基本計画の前段として、両公園の魅力向上をめざすセントラルパーク構想が14年に策定された。構想を具体化するため、有識者でつくる検討委員会が今年3月まで計5回開かれ、基本計画案を練っていた。

 今後、周辺住民や有識者、利用者らでつくる「セントラルパークエリアマネジメント協議会(仮称)」を立ち上げ、行政以外の意見も取り入れながら、一体化した公園の管理・運営を進めるという。(横山翼)

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