岐阜の豚コレラ、隣県への拡大警戒 野生イノシシが媒介

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山野拓郎 松浦祥子
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 家畜伝染病豚(とん)コレラ」が、野生イノシシとともに岐阜の隣県に迫っている。イノシシは養豚場の豚への感染を媒介しているとみられ、これまで600頭を超えるイノシシの感染が確認された。専門家は、隣県でも対策を検討するよう呼びかける。

 豚コレラは昨年9月、岐阜市の養豚場で国内で26年ぶりに確認された。野生イノシシと飼育豚の感染は、岐阜県美濃地方から愛知県へと広がっている。

 今年5月下旬、新たに岐阜県飛驒地方の下呂市と西濃地方の養老町で野生イノシシの感染が確認された。養老町では6月に三重県境まで1・5キロの地点でも見つかり、ここから半径10キロ圏内にある三重県内の養豚場が監視対象となった。同県は14日、家畜伝染病予防法に基づき、県内全ての養豚農場に消石灰の散布などの緊急消毒を命じた。

 感染は東にも広がる。岐阜県…

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