ファーウェイへ出荷できない 米半導体大手にも悪影響

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小出大貴 高橋諒子
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 「産業のコメ」とも呼ばれる半導体。電機産業だけでなく様々な産業に幅広く使われ、その需要動向は、世界の経済情勢を分析するプロたちが気にする重要な指標です。米中通商摩擦や中国の通信機器大手・華為技術ファーウェイ)の排除問題、中国の景気減速など、最近の世界経済の異変は半導体市況にどう影響しているのか。東芝メモリと協業する米半導体大手・ウエスタンデジタル(WD)のスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)に聞きました。

下期は半導体価格下落の緩和も

 ――現在のフラッシュメモリーの市況は。

 「この1年は供給過多の状況が続いていて、価格が下がっている。WDも含め各社が供給を絞っているが、まだ供給が需要を上回っている。長期的に見れば、全世界でやり取りされるデータ量は継続して増えていて、十分な需要が見込める」

 ――市況回復はいつごろになりそうですか。

 「今年に入って回復の兆しが…

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