母子面会の同行、道警と児相で主張食い違い 2歳衰弱死

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 札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し母親と交際相手が傷害容疑で逮捕された事件で、札幌市は10日、市児童相談所(児相)が事件前の5月中旬、北海道警による母子面会に同行を控えるよう道警から促されていたと発表した。一方、道警は同行を要請していたとして市の説明を否定。両者の連携をめぐり、対応のすれ違いが次々と明らかになっている。

 主張が食い違っているのは、道警が母子と面会する前日の5月14日昼のやりとり。市の説明によると、母子を訪問する日時が決まったと道警から児相へ連絡が入った。このとき、母親の莉菜容疑者(21)を刺激しないよう道警から同行を控えるよう言われたという。

 一方、道警は、莉菜容疑者が児相にいい印象を持っていないことを児相へ伝えたと説明。その上で、同行を求めたとの認識を示している。結果的に、道警の警察官のみが母子を訪問し、けがの状況や莉菜容疑者の証言から虐待はないと判断。詩梨ちゃんは6月5日、衰弱死が確認された。

 このほか、道警は5月13日…

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