私たちもいつかたどる道 介護現場のリアル、職員が歌に

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中野龍三
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 明るく楽しく介護を知って――。介護現場の悲喜こもごもを曲にした「介護ソング」を歌う介護職員がいる。役者としても活動する名古屋市の中西桃子さん(39)。23日にはワンマンライブも開く。

 デイサービス2階のトイレのドアを開けたら すました顔しておばあさんが立っている 何をしてるのって聞いてみたら このエレベーターなかなか1階につかないの トイレ! ここはトイレ! エレベーターはあっちだよ

 ノリのいいダンサブルな曲「KAIGO!」。中西さんが副所長を務めるデイサービス施設であった出来事がネタだ。いろいろな間違いをする利用者の様子をユーモラスに表現。しかし、利用者や高齢者をおとしめたりさげすんだりすることは、決してしない。ラストはこう締めくくる。

 私たちもいつかはたどる道 忘れることやできないことが増えていくけど どうせ年をとるならあなたたちみたいに 笑って毎日過ごせたら幸せ

 社会福祉士の資格を持ち、2…

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