神奈川)ごみ出しに不慣れな外国人、アプリで支援

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吉村成夫
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 外国籍の市民が多い神奈川県綾瀬市は6月から、ごみの分別や出し方をスマートフォンで確認できるアプリを導入し、日本語に加え、八つの外国語での配信を始めた。リサイクルへの住民意識を高めるとともに、ごみ出しに不慣れな外国籍市民のくらしを支える取り組みだ。

 アプリはディライトシステム(本社・大阪)の「さんあ~る」で利用は無料。県内で3自治体目の採用だが、最も多くの言語に対応し、ベトナム語、タガログ語、タイ語の導入は県内初。英語、韓国語、中国語、ポルトガル語、スペイン語でも提供する。

 綾瀬市リサイクルプラザによると、国外からきた人々にとってごみ出しのルールは難解で、地域のトラブルにも発展しかねない。市が吉本興業グループと今年制作した映画「ルーツ」でも、綾瀬にきたベトナム人が資源物だけで19品目ある分別に直面し、「(母国では)ごみかそれ以外だ」と戸惑う場面がある。

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 市内では49の国・地域の出…

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