山梨)タンスの着物、活用へあれこれ

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平畑玄洋
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 タンスに眠った着物を街着に活用しませんか――。和装離れが進むなか、着物で街に繰り出そうと呼びかける女性が山梨県内にいる。この春、県生涯学習推進センターが企画した連続講座「ふだんきもの」で講師を務めるなど、積極的に活動している。

 南アルプス市の古屋美香さん(40)。地元で着付け教室を開いている。小学生のころ、お琴の発表会に着物で行く「よそ行き感」が好きだった。「かわいいね」と言ってもらえるのもうれしく、着物にのめり込んだ。

 「ふだんきもの」には定員の倍の応募があり、先着で20~80代の約20人が参加した。「祖母の着物を自分もきれいに着てみたい」。甲府市の小学校教諭小川万佑佳さん(25)はそう考え、甲斐市のパート従業員小沢佳以さん(32)は「どの帯が合うかな、と考える時間も豊かです」と魅力を語る。

 講座では甲府城跡までを歩い…

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