AIの時代「真偽を疑え」 中学や高校、理系教育に重点

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横川結香
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 先行きが不透明な時代を生きる力を子どもたちに身につけさせたいと、理数教育に力を入れる中学や高校が増えてきている。人工知能(AI)などが進んだ社会に対応できる人材の育成がねらいだ。

試して失敗「経験を」

 私立駒込高校(東京都文京区)では、AIなど科学技術の発展に対応する人材を育むため、2017年度に理系先進コースを開設。その目玉となるのが、2週間に1度程度ある埼玉大学STEM教育研究センターとの共同授業だ。科学・技術・工学・数学の知識の英語の頭文字を取った「STEM教育」で、柔軟な発想力を養う。

 「では委ねます!」

 6月上旬の土曜の午後。教員の指示のあと、教室に集まった生徒たちは手を動かしはじめた。用意したブロックやマイクロコントローラなどを使い、小さな自動ドア作りに挑戦していた。

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 説明書や教員による手ほどき…

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