山梨県北杜市白州町鳥原の「薮内正幸美術館」は、動物画家の薮内正幸さん(1940~2000)の作品を収蔵する日本で唯一の動物画専門の美術館。開館15周年の前期の記念企画「15年目の初公開」が開催中だ。

 今回は、1970年刊の学習研究社の「こんにちは とり」に掲載されたイヌワシの水彩画や、紙芝居の原画、73~85年の12年間新聞紙上で続いたサントリーの愛鳥キャンペーンのペン画の原画など約70点を展示している。

 また、高校卒業後、福音館書店に入社した直後に描かれた空を飛ぶ鳥が地上を見下ろす視点の作品や、亡くなる3カ月前に病室で描いたリスのスケッチなどは、出版された精緻(せいち)な作品群とは違った新たな魅力を紹介している。

 薮内さんの長男で館長の竜太さ…

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