羽生九段48歳の頂 群を抜く勝率7割超、衰えぬ好奇心

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村瀬信也 村上耕司
【動画】羽生善治九段が通算1434勝の新記録達成=瀬戸口翼撮影
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 将棋界で数々の記録を塗り替えてきた羽生善治九段(48)が、また新たな頂を極めた。歴代単独1位となる公式戦通算1434勝。デビューから33年余で金字塔を打ち立てた。積み上げた白星は、今後どこまで伸びるのか。

 4日は、第60期王位戦の挑戦者決定リーグプレーオフで、対戦成績が3勝7敗の永瀬拓矢叡王(えいおう、26)を破った。対局後の記者会見で「無我夢中で指していた。記録のことは考えなかった」と振り返った。6日の挑戦者決定戦で木村一基九段(45)に勝つと、豊島将之王位(29)=名人・棋聖=への挑戦権を獲得する。

 羽生九段は1989年に初タイトルの竜王を19歳で獲得するなど、10代から第一線で戦い続けてきた。名人9期、王座24期など、タイトル獲得は史上最多の99期に上る。トーナメントで行われる朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)で5回優勝するなど、タイトル戦以外の一般棋戦でも圧倒的な強さを見せつけてきた。

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 将棋界では、年間30勝以上…

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