規格外のシイタケ原木が家具に 宮崎の村から渋谷へ

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 シイタケ原木として使えない木で作った宮崎県諸塚(もろつか)村産の木製いすが、東京都心の家具店のショールームに展示されている。村の人たちと製造者の協力と工夫によって、「規格外」の木材が立派な家具に生まれ変わった。

 家具のプロデュースや製造販売をする東京・渋谷の「ワイス・ワイス」の表参道店。25平方メートルほどの店内にテーブルやソファなどが並ぶ。その中に緩やかなカーブの座面や背もたれが特徴の木製いすがある。原材料はシイタケの生産が盛んな諸塚村で取れたコナラとスギ。コナラは幹が太くなり、シイタケ原木に使えなかったものだ。

 ワイス・ワイス営業部企画開発課の野村由多加チーフ(38)によると、家具をすべて国産材に切り替えることに決めたのは2008年。生産者の顔の見える家具作りを方針に据えた。

 諸塚村の担当者によると、「…

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