偏見バリアを破る指先 視覚障害者、ミャンマーで活躍

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染田屋竜太
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 ミャンマーの最大都市、ヤンゴンにある従業員3人の小さなマッサージ店には連日、その確かな技術を求めて予約が入る。店を営むテットウーさん(35)の目は生まれたときから明暗しか感じることができない。「自分が店を持つなんて以前は想像もできなかった」

 南部モン州の農村出身。「自分は世の中の役に立たないのか」と、小さい頃から悩んだ。農家の両親を手伝おうにも力になれない。手の空いている知り合いに外出の補助を頼むと「今忙しいから」と断られる。胸をぐさりと刺されたような気分だった。

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 12歳の頃、「ここにいては…

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