マルタイが「ラー麦」使用の皿うどん 復興支援の狙いも

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宮野拓也
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 九州北部豪雨の被災地、福岡県朝倉市で育てたラーメン用小麦「ラー麦」を使った中華麺「皿うどん」を、福岡市食品メーカーが3日、発売した。今年はラー麦販売開始から10周年。その節目に合わせて県やメーカーは復興支援につなげたいという。

 ラー麦は福岡県が開発した日本初のラーメン用小麦。通常の小麦よりたんぱく質の含有量が多く、麺のコシが強くなるという。2018年産の作付面積が1800ヘクタールと初期の10倍に拡大し、使用店舗は224店舗と20倍を超えたことから、県が「ラー麦10周年」を盛り上げるキャンペーンとして企画した。

 新商品の生産にあたったのは、棒ラーメンなどで知られる食品メーカー「マルタイ」。朝倉産ラー麦を100%使った「福岡県朝倉産ラー麦皿うどん」(税抜き248円)で、パッケージには朝倉の三連水車を描いた。16万袋を販売し、売り上げから100万円を義援金としてJA筑前あさくらに寄付する予定という。

 九州北部豪雨で被害を受けた…

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