ようこそアマンダの世界へ 自閉症の日系少女が描く彩り

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平山亜理
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 鮮やかな色彩がキャンバスいっぱいにあふれる。重い自閉症の日系ブラジル人の11歳の少女が描いた抽象画が、国内外で広く人々の心をとらえている。

 東京都港区のブラジル大使館内に、約50点の抽象画が並んでいる。浜松市生まれの日系ブラジル人3世アマンダ・デゴドイさんの作品だ。題して「アマンダの世界」。

 3歳の時に自閉症と診断された。周囲とコミュニケーションが取れず、家や学校から逃げ出したり、パニックになったりする。

 アマンダさんの才能を見いだしたのは、浜松市内の特別支援学校で通訳として働く日系ブラジル人2世の高橋仁さん(48)だ。4年前、アマンダさんの母で日系2世のシンチア・シバタさん(43)から、絵の写真を見せられて驚いた。「プロのようだ」。7歳の子の作品とは思えなかった。

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