激しい恋の季節 サメのオス、メスのヒレをガブリ

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笠原雅俊
【動画】シロボシテンジクザメの神秘的な繁殖行動=福井宣博さん提供
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 太平洋を望む高知県東洋町の甲浦湾で、小型のサメ「シロボシテンジクザメ」の神秘的な繁殖行動が撮影された。今年はこの10連休中だけでも、オスがメスのヒレにかみつく迫力ある繁殖行動が3回確認された。サメの恋の季節は今月いっぱい続くという。

 シロボシテンジクザメは全長1メートル弱。その生態は謎が多く、自然の海で繁殖行動を観察するのは難しいという。撮影したのは、地元でダイビングショップを経営する福井宣博さん(55)とその仲間たち。甲浦湾では20年ほどシロボシテンジクザメの生態を撮影し続けている。

 福井さんは、10連休中の4月29日、5月5日、同6日の3回、サメの繁殖行動の撮影に成功した。いずれも水深約5メートルの海底で、オスがメスのヒレをかむ求愛行動を確認し、交尾する繁殖行動を約1時間、ビデオカメラに収めた。

 求愛行動中にオスがメスにかみつくのは、メスの体をつかまえて交尾しやすくするためといわれる。3回の繁殖行動はいずれも違うサメだった。

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 福井さんはこれまでシロボシ…

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