室温120度の古代サウナ、頭から毛布で「混浴」

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礒部修作
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 山口県防府市牟礼の古刹(こさつ)・東大寺別院阿弥陀寺に、「古代のサウナ」と呼ばれる鎌倉時代から伝わる石風呂がある。今も月に1度、地元の保存会の人たちが火を入れ、地域住民らの疲れを癒やしている。

 2日午前5時半、寺境内にある石風呂で、あらかじめ中に詰め込まれていた薪に火がつけられた。「この石風呂は、すぐには熱くて入れないんですよ」。湯屋石風呂保存会の山縣稔会長(80)が教えてくれた。

 石をまんじゅう型に積み上げ、外を赤土や粘土で塗り固めた石風呂。外観は、まるで登り窯のようだ。中の広さは4畳半ほどで、7、8人が入れるスペースがある。

 薪をたき続けること約4時間…

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