ネパールに渡った日本人看護師 村人に寄り添い保健教育

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大谷秀幸
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山根正子さん(82)

 1983年に単身ネパールに渡り、首都カトマンズの郊外で保健医療ボランティアとして活動を続けている。86年に診療所と保健教育をする施設を設立。現在は、医師や看護師、事務員など約20人のネパール人スタッフが働いている。昨年は日本政府から眼科の検査や手術ができる機材が贈られた。

 現地での活動は、地元の人に寄り添うことだ。かつて村に行ってしたことは、救急箱を学校に持って行き、一つ一つ使い方を教えたことだった。「けがをしても何をしたらよいかわからない。手の洗い方も知らない。教育が大事だと思った」。現在も、医療環境が不十分な村の人たちに、衛生面や食事、薬草の使い方などを教えている。

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 2013年には、ネパール政…

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