その黒ずみ、トコジラミ? 海外からの持ち込みに要注意

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高橋健次郎
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 強いかゆみを引き起こす「トコジラミ(別名ナンキンムシ)」の被害報告が相次いでいます。海外からの持ち込みが被害拡大の一因という指摘もあり、専門家は、人の往来が激しくなる来年の東京五輪パラリンピックを前に注意を呼びかけています。

 トコジラミは体長5~8ミリ。生涯に200~500個の卵を産むとされ、繁殖力が強い。人の血を吸うが、吸血しなくても半年以上生きるという。マットレスの縫い目やソファのすき間などにひそんでいる。

 トコジラミに刺されると、アレルギー反応で強いかゆみがでることも。皮膚科を受診し、必要に応じて薬を処方してもらう。

 「すごくかゆい」「どう駆除したらよいか」。東京都福祉保健局によると、2017年度は255件の相談が寄せられた。10年前は100件に満たなかったが、その後増えて近年は300件前後で推移している。

 害虫などの防除業者でつくる…

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