「NARUTO」南座に見参 坂東巳之助、中村隼人語る

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文・岡田慶子 写真・村上健
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 大ヒット漫画が原作の新作歌舞伎「NARUTO―ナルト―」が京都・南座で6月2日から上演される。主演するのは、坂東巳之助(みのすけ)(29)と中村隼人(25)。「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド) ワンピース」にも出演した若き2人が「NARUTO」への思いを語る。

 新作歌舞伎「NARUTO―ナルト―」で、昨年の東京初演に続いて2人で主演をつとめる。原作は、岸本斉史(まさし)の同名の大ヒット漫画。忍者たちの成長や友情をつづる。

 坂東巳之助が演じるのは、落ちこぼれ忍者うずまきナルト。体内にキツネの化け物が封印されていることで、忍びの里の人々に疎まれる存在だ。「迫害を受けても前向きな半面、寂しさを抱えながら生きてきた少年」と巳之助。里のトップ「火影(ほかげ)」をめざし、中村隼人演じる、うちはサスケと出会う。

 「サスケは器用で格好良いけれど、根本には家族を失った孤独がある」と隼人。「つらい過去をはねのけてきたナルトと、縛られてきたサスケ。『NARUTO』は2人の孤独の物語でもある」という。

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 演じる苦労を「眉毛の脱色が…

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