プラごみ殺到、東南アジアの苦悩 外交問題にまで発展

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シンガポール=守真弓 ジャカルタ=野上英文 ハノイ=鈴木暁子 松尾一郎
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 「先進国のごみを押しつけないで」――。マレーシア政府は、日米など少なくとも7カ国から違法に持ち込まれたプラスチックごみ450トンを輸出国に送り返すと発表した。リサイクル用プラスチックの最大の受け入れ国だった中国が1年半前に受け入れを禁止して以来、プラごみが東南アジアに殺到。各国が対応に苦慮している。

 マレーシア環境省によると、今回、違法なごみが発見されたのはクアラルンプール郊外のクラン港。リサイクルできない汚れた家庭ごみなどが許可なく輸入されていた。このほかにも約2550トン分についても調査し、送り返す可能性があるという。ごみは日米のほかに英国、中国、オーストラリアなどの「リサイクル業者」がマレーシアの仲介業者を通じて持ち込んでいた。

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