「毎朝、笑顔いっぱいで」校長声震わせ 死亡の小6女児

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 川崎市多摩区登戸新町の路上で小学6年の女児と外務省職員の男性が刺されて死亡、児童16人と女性が重軽傷を負った事件。児童や保護者が被害に遭った私立カリタス小学校は28日夕、記者会見を開いた。

 「落ち度のない子どもたちと、愛情深く育んでこられた保護者の方が被害に遭った。痛恨の極みです」。冒頭、学校を運営する学校法人カリタス学園の斎藤哲郎理事長は、そう語った。

 内藤貞子(ていこ)校長は、「本当に痛ましい事件が起きて大変悲しく、つらく思っています」。亡くなった6年の栗林華子さん(11)について聞かれると、「毎朝学校前で声をかけてきたが、彼女はほんとに笑顔いっぱいでおはようございます、と返してくれるお子さんでした。きょうも元気のいいあいさつが聞けるかなと思っていました」と声を震わせた。

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